2010年10月25日月曜日

訪問介護会社の悩み_Mission:7

5・6年前には私立の介護付きマンション(有料介護ホーム)のあっ旋業者が保険の外交のような形で動いていた。最近は独自販売をする率が上がり、あっ旋のみの業者は縮小の傾向にあるようだ。また不況の影響もあるだろう。本来なら有料介護ホームに入った方がよいと判断される方でも、ヘルパーさんの手を借りて何とか家庭での介護をされている方も多いようだ。

所謂、これが訪問介護である。昨今の時節柄も然りで、子育てを終えた主婦がヘルパーの資格を取得して、持ち前の気遣いを活かして働く姿は微笑ましい。老人福祉とひと言で言っても資格はさまざまだろうが、若い世代から年配者まで、多くの方がこの老人福祉の職務にあたっているようだ。

しかし、不思議なことに小規模な訪問介護会社ではヘルパーさんが不足して困っているという。なんと大きな所にばかり登録してしまうというのだ。この小規模施設では、寝たきりの方を支える深夜勤務など、重度の介護ケアを必要とする方もあり、ヘルパーさん不足はさらに深刻さを増している。結局社長自らが飛び回っているのだが、ひとりでできることは限られている。

また昼間の訪問先では、介護ケアサービスへの認識が浅く、来客への接待など、業務外のことを頼まれることもあり、困るとのことだった。

さて相談を受けた私は、まず問題を整理して提案にあたることにした。
  1. 人材不足の解消
  2. 訪問介護サービスの認知
  3. 小さくても大きな力を発揮できる介護サービス会社のアピール
---------- Mission7 商いあきないアイディアの答え!!----------

一人のケアマネージャーが受けられる案件の数は決まっている。案件数とヘルパーの人数はいいあんばいに整っていないと仕事として成り立たない。そこで大きな訪問介護施設になれば、ケアマネージャーを増やして案件の受入数を増やすことになる。
ここがイタチごっこのはじまりだ。
まずは敵だと意識した大きな訪問介護施設と仲良くなろう。たぶん、お互いのメリットは十分にある筈だ。ここで必要なのは、はっきりした契約だろう。小さい会社にとって一番大切なことは、自分の立ち位置をしっかりアピールしておくことだと言える。これは会社間の話しだけではなく、介護サービスを受ける家族とも同様のことが言えると思います。


もっと具体的なアドバイスが必要とお感じの際には、ますはご相談ください。ルラックのデザイン顧問へ

デザイン顧問の商いあきないアイディア: 訪問介護会社の悩み_Mission:7

デザイン顧問の商いあきないアイディア: 訪問介護会社の悩み_Mission:7: "5・6年前には私立の介護付きマンション(有料介護ホーム)のあっ旋業者が保険の外交のような形で動いていた。最近は独自販売をする率が上がり、あっ旋のみの業者は縮小の傾向にあるようだ。また不況の影響もあるだろう。本来なら有料介護ホームに入った方がよいと判断される方でも、ヘルパーさんの手..."

2010年10月18日月曜日

小規模企業の営業案内、営業効果が上がらない本当の理由!_Mission:6

現在は製造商品のある会社のほとんどがホームページを保有しているだろう。小規模企業の場合は、その内容が簡素だったり、新情報の記載が困難だったりと、ご苦労されている企業も少なくない。
これは以前にあった話だが、やはりこういったケースの小規模企業でボルトの製造をされている会社であった。その種類は豊富で優良企業だと判断できる。だから、それほど営業努力をしなくてもそこそこの売り上げを上げてきているのだろう。しかし、この不況だ。努力を怠ればいつどうなるかはわからない時代である。
若い営業課長は、売り込みやすいツールを持って、お客様のところへ説明に行こうと思い立ったようで、私の知り合いのところに相談があった。「商品の説明が写真付きで載っていて、会社のことも掲載されているようなツールがあれば、もっと他の商品の発注も増えるのではないか」と考えられてのことだった。

さっそく知り合いから、相談を受けた私は、その課長のいる会社を訪問させていただいた。

----------商いあきないアイディアの答え!!----------

普通に考えれば商品案内的な営業案内ツールの作成とうことだろう。当然、それが課長さんの意向であるので、話はそういう都合で進んでいった。しかし何がどういう商品なのか、コンセプトごとの分類も、ブランドの分類もなく、ただ商品がたくさんあるだけの状態で、まずは全部の商品を拝見するところからはじめたいとお話しているところへ、ひょいとご年配の方が姿を現して、何をしているのかと課長にたずねはじめた。どうもこの方が社長らしい。暫く、お二人のやり取りがあった後、商品を見せるのは困るらしく、それは課長自らがつくればいいとの結論が下った。

さて、自分につくれるものだろうかと、課長は途方に暮れてしまったが社長の判断では仕方がない。私は、3つのアドバイスを残すことにした。

その内容はコチラへ・・・!


中々難しいと不安を抱えているのであれば、ますはご相談ください。ルラックのデザイン顧問へ

2010年10月13日水曜日

知りたい業種など募集します!

読んでくださる方が、本当に必要だと思う情報を記載したいので、次回の記事になるかな?という業種など、こういう場合はという「たとえば」の事例があればお寄せください。

2010年10月12日火曜日

デザイン顧問の商いあきないアイディア: うまい寿司屋のカウンター席、この粋な食文化は生き残れるか?_Mission:5

デザイン顧問の商いあきないアイディア: うまい寿司屋のカウンター席、この粋な食文化は生き残れるか?_Mission:5: "2008年に回転ずしと一般の寿司屋の軒数が同等になったと発表されて久しいが、外食産業の競争はますます拍車がかかり、値上げすれば客足が来ないのと、内食傾向の増加に伴い、回転寿司では宅配をするところが増えた。寿司屋さんでは手ごろなメニューの考案に苦労している店舗が少なくない。 いずれ..."

うまい寿司屋のカウンター席、この粋な食文化は生き残れるか?_Mission:5

2008年に回転ずしと一般の寿司屋の軒数が同等になったと発表されて久しいが、外食産業の競争はますます拍車がかかり、値上げすれば客足が来ないのと、内食傾向の増加に伴い、回転寿司では宅配をするところが増えた。寿司屋さんでは手ごろなメニューの考案に苦労している店舗が少なくない。
いずれも日本人としては頑張ってほしい食産業だ。なにせ寿司は通常は家庭では食べられないのだから他の飲食店とは違う。しかし最近の小さな子どもは寿司は回っているのが当たり前と思っているようだ。以前に甥っ子を寿司屋のカウンターに連れて行って好きなものを食べなと言ったところ、
「なんで、ここのお寿司は回っていないの?」とカウンター越しに店主に聞いて、大笑いしたことがある。
さて30代後半以上の人は兎も角も、それより若い世代は、果たしてこれを笑えるのでしょうか?
『寿司屋の暖簾をくぐり、ひょいとカウンターに腰かけて、今日のネタを拝見し、この辺から2つ3つ頼むよ!』などと言えるものだろうか?今の20代の若者たちにとって寿司屋さんの暖簾はちょいと潜れるほど気安いものではないだろう。いや、最近では中高年にとっても少々気が引けるものに見えてきているのではないか。そこで寿司屋の粋な風習が身につく毎日でも行きたくなるメニューを提案しよう。

----------商いあきないアイディアの答え!!----------

まず寿司文化のはじまりが、江戸の庶民が風呂屋の帰りにちょいとつまむことのできる食べものだったことから考えよう。
現在のようにお食事どころとして考えると高価なお寿司だが、2つ3つつまんで一杯のむだけなら安価にもできる筈。 

(1) 夕方からの良い加減メニューの導入

(2) 酒など一杯 + 寿司3~4貫 + 刺身か煮物などの小鉢

(3) 価格は毎日でも寄れる1500円程度

暖簾をくぐって、1杯飲んで、ちょいとつまむ。たまには常客の振りをして彼女を連れてくるかも!寿司文化がしっかり若者に根付くようにと願いたいものである。そう悩んでいる店主さま、まずはご相談ください。ルラックのデザイン顧問へ。

2010年10月6日水曜日

撮影取材チームを率いて行った観光地のホテル、意外にもアピールされていない本当の利点!

団体旅行が減り、一度は追いつめられていたホテル事業。某ホテルは、経営改革により、お風呂の改善や修学旅行の受け入れ態勢の強化など、熱心な変革により、今や大勢のお客さまが訪れるようになったのだが、エンドユーザーが認めている本当の部分を以外とホテルは知らなかった。
おすすめポイントは?という簡単な問いに、「露天風呂と内湯の広さ、それから地元のものを取り入れたメニューだ」と答えてくれた。ほかに時代がかった調度品もないし、お部屋もシンプルなので特長がない、普通の温泉ホテルだということだった。はじめは謙遜しているのかと思ったがそうでもないようだ。灯台下暗しで、本当にわからないのかもしれない。私は支配人の許しを得て、見聞してみて驚いたのだった。

----------商いあきないアイディアの答え!!----------

お風呂はいずれも素晴らしかった。日帰り入浴を可能にしているので、近隣からの年中来るという入浴客も少なくない。料理も同様で地元の食材でつくった料理は目を引くものだ。
しかしそれだけでは、他の老舗ホテルや観光ホテルとの差別化がうまくできない。
だが入浴施設からお部屋の方に行こうと廊下に出て、その広さに感動したのだ。これなら車いすも余裕ですれ違える!杖を使用する人もすれ違いざまを気にしなくて済む!
そして各階の階段をのぼったあたりには、広々したスペースのロビーがあり、四方を囲むソファーがある。
先に進んで、お部屋を見てみると和室である。確かにガランとした部屋なのだが、広いのだ。ものは考えようである。景色もいい。
私は特筆すべきは、これだ!と思いながら、階段を下る途中、従業員の女性たちにすれ違った。みんな挨拶を欠かさない、気持ちのいいおばちゃんたちだった。
1) エンドユーザーは、お風呂や食事だけでは納得しない。それは当然としてお金を支払っているのである。
2) リピーターは、如何に寛げたかなど、情緒的な部分での判断が大きい。
3) 話しやすい従業員に観光ポイントを教えてもらったり、おいしいお店を教えてもらうのも旅の楽しみ。
アピールポイントとして、何が有効かわかりましたか?やっぱり灯台下暗しで、本当にいいのかどうか、不安を抱えているのであれば、私自身が現地までお伺いしますよ。ますはご相談ください。ルラックのデザイン顧問へ

2010年10月4日月曜日

デザイン顧問の商いあきないアイディア: ドラッグストアが飽和状態になる昨今、地域に根ざす薬屋さんに勝算はあるのか?

デザイン顧問の商いあきないアイディア: ドラッグストアが飽和状態になる昨今、地域に根ざす薬屋さんに勝算はあるのか?: "2000年に98件だった件数が、2007年では263件に増加したドラッグストア。以後、同業者間の買収・経営統合、調剤薬局との業務提携による組織再編が行われる中、コンビニエンスストアや家電量販店の参入が相次ぐ。それを横目に見てきた地域に根ざす薬屋さんがいる。私の地元エリアにもこうい..."

ドラッグストアが飽和状態になる昨今、地域に根ざす薬屋さんに勝算はあるのか?

2000年に98件だった件数が、2007年では263件に増加したドラッグストア。以後、同業者間の買収・経営統合、調剤薬局との業務提携による組織再編が行われる中、コンビニエンスストアや家電量販店の参入が相次ぐ。それを横目に見てきた地域に根ざす薬屋さんがいる。私の地元エリアにもこういった薬屋さんは数軒ある。その中で、薬と化粧品専門に扱う、昔ながらの店について考えてみることにした。
当然、昔のように大勢のお客さんは来なくなってきている。しかし細々とがんばる薬屋さんには、いつも少しだけど年配のお客さんの姿がある。私の母もよく伺って、お店の方と話し込んで何か聞いてくるようだし、そんな様子をよく見かける。さて、そんな地域に根ざす薬屋さんの良き未来像とは?

----------商いあきないアイディアの答え!!----------

まず、お店がなくなっちゃう原因のひとつに、後継者不足があるというのは以前にもあげたが、薬屋さんも同様で、後継者は大学病院の薬剤師になっちゃったりしている。しかし薬剤状況は目まぐるしい、そういう現在の薬剤知識のある方こそ、地域の薬剤師になってほしいものだ。
今、ドラッグストアは合戦の末、現状を生き抜くために地域密着型の販売形態に囚われない事業展開や、ユーザーの利便性を重視した店舗戦略の方向へと進んでいるようだ。要は、大量仕入れ&低価格販売だ。
そこでコスト競争ではかなわない小規模店舗は、何か他のメリットを掲げるべきだろう。しかし、よくある胃の相談日、疲れ目の相談日…とか、症状で個人を呼び込むものは、今までやってきているのでNG。
(1) さて、まずは勉強からはじめるべきかもしれない。まず「胃がおかしい」とひと言でいっても、どうおかしいのか?お腹が空いてくると痛む、お腹がいっぱいになると胸焼けする、胃酸が上がってくる。など、たくさんの症状がある。それに合わせて市販薬の種類も違うし、同じ内容でもメーカー違いがある。…そんなことは、薬屋さんならわかっているはず。だが、それをお客さんがわかるようには、伝えていない。
しかも、新しいウイルス系の風邪など、ドキドキさせられる病気に関しては、ユーザーは無知である。こういった、まだかかっていないが、普段から知っていれば良かったと思う病気の知識に関する事項は結構多い。これを地域の皆に伝えていこう。
(2) そういった店頭セミナーを受付開催していくのである。まずは、いつも来てくれるお客さんに開催内容(たとえば、胃の病気と秘密の機能)を伝えて来てもらおう。
今回のテーマは、胃の病気と秘密の機能 です!
開催日
開催時間
お茶が出ますよ!
みんなで話してみませんか?
   など を明記したリーフレットを作成してください。
(3) いつも来てくれるお客さんに、リーフレットを数枚渡して、お友達と来てね!一緒にお茶でも飲みましょう。と声をかけましょう。そのいつものお客さんは、メインユーザーであり、クチコミ部隊です。この方を大切にしてください。良いセミナーができれば、人の輪は広がり、いつものお客さんが増加していくはずですし、評判も上がるでしょう。
(4) セミナーは、はじめは56人を対象に締めきり、人目に少し触れる店頭にスペースをとって行います。
そのセミナーで何を行ったら有効か? 当日、どういう進行をすればいいのか? リーフレットの作り方、もっと広範囲に配る手法がわからない…。など、困ってしまったら、ますはご相談くださいルラックのデザイン顧問へ